現金をポートフォリオに組み込む意味
私のアセットアロケーションには、現金がかなりあります。
記事は去年の物ですが、アセットアロケーションはほとんど変わっていません。
これはわざとこうしているのではなく、収入から生活費を引いた余剰金をすべて積立投資に回した場合、それなりの額を積み立てることになるため、ビビって積立額を減らしていた結果としてこうなっているので、あまり褒められたものではありません。
アセットアロケーションには債券、といってもほとんどが個人向け国債が1/4ほどありますので、その債権と合わせて、無リスク資産が50%以上とかなり安全サイドに倒したものとなっています。
インデックス投資クラスタでは生活防衛資金として、無収入になっても数カ月から数年暮らせるだけの現金をとっておき、あとはインデックス投資に回すという投資方法がオーソドックスです。
現金比率を多め取っておくことでの機会損失
このアセットアロケーションは投資を始めた2005年ぐらいからほとんど変わっていませんので、もし生活防資金以外をすべて投資に回していれば、リーマンショックを超えて今頃は目標金額である1億円に達していたと思いますが、リーマンショックの含み損も倍になっていたはずで、その下げに耐えられたかどうかは分かりません。
リーマンショックの時は、資本主義そのものがこのまま終わってしまうのではないかという思いにとらわれたものですが、そのリーマンショックを乗り越えた今は、この世の終わりかというぐらいに下げても、数年経てばある程度は復活するであろうことは実感を伴って確信しています。
そう考えるとこのアセットアロケーションはいかにももったいない。
1億円を3%で回せれば、リタイア後の生活費をほぼほぼ確保できますので、将来的にはこの現金は投資に回していきたいと考えています。
ただ、前回までの検証で、配当控除を受けられる事がかなり有利だという事がわかってきましたので、これらの現金はなるべく配当狙いの株式にしたいと思っているのですが、昨今の株価上昇でなかなか買いにくい状態が続いています。
リタイアしてからの現金比率
ただしこの考え方は危ない面も多々あります。
例えば現金比率を高め切ったにリタイアすると唯一の現金収入は株式配当だけになりますが、もし配当金で生活していると、現金はほとんど手元に残らないことになりますので下落局面での買い増しができません。
本当は現金比率が高くても配当だけで生活できるぐらいの総資産があれば問題ないのですが・・・。
コメント
私も現金比率が高くなっていて現状「たわらノーロード先進国株式」を毎営業日積立しています。どうしても株価が高くなってしまうと買いにくいという心理が働いてしまいますよね><
〇〇ショックで日経平均が15000円ぐらいになってくれればいいと思うけど、そういう場面は待っているとほんと訪れません^^;
投資はやっぱり難しいなと感じます。
コメントありがとうございます。
4月中の北朝鮮問題で株価が下がっていた時が今となっては買い時で下が、所詮は後付けの理由でしかなく、当時買えたかと言われると変えなかったと思います。
そうなると、やはりどこかで腹をくくって自動的に買うしかないのかなとも思いますね。