トヨタから減益予想が出る
トヨタの減益予想がでましたが、それと同時に2017年のトヨタAA型種類株式の配当のおしらせも出ています。一般株は年間210円に対して、AA型種類株式は、一般株の半分の105円。AA株の配当は今年で2年目ですので、配当利回りが0.5%→1%となり所定通りの配当です。予定では2018年に157円、2019年210円、2020年に262円となるはずです。
いまのところ減益予想によって株価は下がっており、AA型種類株式の売り出し価格である、ひと株10598円には遠く及びませんので、議決権付き社債の域を出ていません。
ただし、2015年当時に金利がマイナスとはなっていませんでしたので、今から考えるとかなりお宝の株式(債券?)であったことに変わりはありません。今のままでは2020年に長期金利が2.5%を超えている確率はかなり低そうですので、2020年以降も継続して保持することになると思います。
とらぬ狸の皮算用ですが、悩ましいのは2020年にトヨタ株が10598円を超えていた場合に株式に転換して売却するかどうかです。大幅に超えていた場合は売却も在りかと思いますが、少しだけ超えている場合は、その時の配当利回りがよっぽど良くないと売り出し価格が高いだけにあぶないと考えています。
普通株に転換した瞬間に、減配&株価下落と言うのでは笑えません。
2018年2月21日追記
2018年2月20日現在のトヨタの株価は7291円配当利回りは2.88%です。
トヨタAA型種類株式の発売当時である2015年7月株価も大体7000円ぐらいですので今の所、当時トヨタ株を買ったほうが資金効率的には正解だったといえるでしょう。
しかしながら、2015年から2017年にかけてトヨタ株はいったん5000円台にまで落ち込んだこともあり、さらには最近は値を戻してきているものの、発売当初から現在まで8000円を超えることはありませんでした。その間トヨタ株をもし買っていれば2割以上落ち込んだこともあるわけで、もしかしたら我慢できずに売却してしまう可能性もあったわけです。
そういう意味では、5年たてば必ず販売価格で買い戻してくれるこの株式は、株価下落に対しての安心料で配当利回りが低くなっていることはおおむね許容範囲内といえるのではないでしょうか?
ただし、5年後の2020年にトヨタの株式がAA型種類株式の販売価格の10598円を超えている可能性は個人的にはかなり低いのであないかと現時点では思っています。また一年後あたりに本記事を検証したいです。
コメント