e-Tax手続き簡素化に備えて税務署に行ってきました

税金

 

e-Tax利用の簡素化

確定申告といえば、通常は税務署の窓口に行って手続きをするか、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で申請書を作成し郵送で手続きをするといった方法が一般的です。

また、e-Taxによってネットで確定申告をすることもできるのですが、「マイナンバーカード」、「ICカードリーダ」(自腹です)が必要で、更には利用開始にあたっては税務署に出向いてIDとパスワードを取得する必要がありました。

しかし、来年の平成31度からはマイナンバーカードとICカードリーダさえあれば税務署に出かけなくても確定申告が行えることになります。

 

 

マイナンバーカードとICカードリーダ普及までの暫定処置

ではなぜ税務署にわざわざ出かけるのかということなのですが、マイナンバーカードとICカードリーダ普及までの暫定処置として、税務署で本人確認さえ済ませてしまえば、マイナンバーカードとICカードリーダがなくても確定申告が可能なのです。

スマートフォン・マイナンバーカードを利用して、e-Taxがより便利に|国税庁

 

私は紙での確定申告がめんどくさいと思いながらも、ほかに使い道のないカードリーダを買うのが嫌で郵送での確定申告を行っていたのですが、IDとパスワードだけで確定申告ができるとなれば大助かりです。

というわけで平日休みを利用して税務署に行ってきました。

 

 

所轄の税務署での手続きの流れ

国税でコンピュータシステムに登録するのだからどこに行っても良さそうだと思うのですが、本人確認と登録は所轄の税務署ではないとダメだそうです。

 

必要書類

こちらで用意する必要書類はありません。

「運転免許証」など本人確認ができるものさえ持っていけば登録は可能です。

私は無難に運転免許証を持参しました。

 

窓口の手続き

税務署に行って、来年のe-Taxの確定申告のためにパスワード・ID方式の登録に来た旨を告げましたが、税務署の受け付けの人の反応は

「自宅にマイナンバーカードとICカードリーダはありますか?」

という、トンチンカンな回答。

どうやら現行方式の登録に来たと思っているようです。

まだあまりID・パスワード方式の手続きに来る人が少ないのか、あまり慣れていない様子。

マイナンバーカードとICカードリーダがなくても大丈夫なe-Taxの方式が来年度から採用されるはずなので調べてほしいと窓口で伝えると、調べるんので番号札を取ってしばらく待ってほしいと言われました。

そして待つこと十数分。

窓口の女の人に代わって、「手続きの説明をしますので」と言って、若い男性の職員にバトンタッチです。

手続き自体は税務署の確定申告書作成コーナーの専用端末に、登録用メニューが用意されており、先ほどの若い男性の職員がつきっきりで入力内容を教えてくれました。

入力で特に困ることはなく、住所、氏名、職業、電話番号、それとログイン用パスワードを登録して完了です。

ログインパスワードはあらかじめ決めていった方がスムーズに手続きできるでしょう。

入力が終わると、本人確認書類を税務署の職員に見せて、本人確認をしてもらいます。

本人確認が終われば、利用者識別番号が発行され、利用者識別番号とパスワードを併記した紙をプリントアウトしてくれて手続きは完了です。

もらった紙の一枚目をアップしておきます。

 

ID・パスワード方式の懸念点

ID・パスワード方式はマイナンバーカードとICカードリーダが普及するまでの間(おおむね3年間)の暫定処置だそうです。

つまりは、2019年~2021年までの間でしか本方式は使えません。

しかしな今までマイナンバーカードとICカードリーダ無しで大丈夫だったものがより不便なマイナンバー方式に3年間とはいえすぐに移行できるとは思えません。

しばらくはずるずるとID・パスワード方式も残るのではないかと考えています。

もし予想に反して3年後にマイナンバー方式だけになったら、その時はあきらめてカードリーダを買おうと思っています。

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