元部長の重い言葉
「2000年代に入った連中が40代になったらマジこの会社でヤバいだろうね。」
先週、私の前の部署での上司が私の勤務地にやってきて話す機会がありました。
そこで出てきた言葉がこの言葉です。
そう、私も薄々感じていたのですが、私がいるコンピュータ業界というものは、年々発展しているように見えますが、ほんの数社の勝ち組企業と、残り全部負け組というような構造になってきています。
ほんの数社とはそれこそ世界でほんの数社、Googleやアマゾンのみが巨大な利益を生み出し、残りの会社はそのおこぼれにあずかるしかなく、どんどん利益率が減っています。
それは国内の大手ディベロッパーも例外でではなく、NECや富士通も、もうソフトウェアの
コアな部分は自社では開発しておらず、ほとんどがアメリカ企業が作ったソフトを、国内向けにカスタマイズして儲けていくというスタイルに移行しており、昔の多重下請け構造も縮小を続けていくしかなくなっています。
例外ではない私の会社
そんな中で私の勤務する会社も例外でなく、年々利益率が下がり、エンジニア一人あたりの単価も下がりつつあります。
私の元上司はすでに役職定年を迎えていて、あと4年ほどで会社からいなくなるので一歩引いた冷静な目で見ての判断だということでしょう。
その上司は誰もが敵で気の休まらない職場で私が唯一心を許している人物で、とくに愛想がいいわけでも、能力が高いわけでもない私を気にかけてくれており色々とお世話になりました。余談ですが、管理職への昇格試験に推薦してくれたのもこの人です。
そんなわけで、今回も会社の行く末心配し、お前も色々考えておいた方がいいということ忠告してくれたのだとおもいます。
そんな元上司なので、「大丈夫です。数年のうちに辞めますんで。」とのぶっちゃけトークは出来ずに、真剣に今後どうすればいいか考えていきますという風にお茶を濁してしまいました。
リタイアまで持ってくれ俺の会社
私のリタイア計画はうまく行けばあと2,3年。
おそらくその元上司よ売り早く会社を去ることになるでしょう。
会社はぶっちゃけそこまで持ってくれればいいのです。
一番ベストなのは、業績悪化のため、退職金割り増しでの管理職の早期退職プログラムがリタイアのタイミングで始まってくれれば、割り増しの退職金をもらって、円満退職できるのですが。
あ、でもその時には持ち株会の株はかなり下がってると思うので、それ以上に退職金を増やしてもらわないと割が合わないか。
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