大震災から6年経過
本日というか、もう昨日ですが東日本大震災から6年がたちました。
その頃の私は、インデックス投資行っていましたが、アーリリタイアしたいなどは微塵も考えておらず、むしろバリバリ仕事をしてジャンジャン稼いで派手に暮らしたいと考えていたものですが、その後の6年間でずいぶん考えが変わった物です。
変わったといえば、大災害に対する考え方も当時とは大きく変わりました。
昔はもし大災害が起きれば、それは古い体制や制度を変える大きなチャンスになると考えていたのですが、3.11をへて6年たった今、現状を見るにどんな災害が起きようとも日本は変わらず、災害が発生すれば、日本の衰退は加速するだろうという考えになりました。
気になる南海トラフ大地震と投資環境
そんな折、心配になるのは、今後30年以内に70%の確率でやって来るといわれている
南海トラフ大地震、首都圏直下型大地震です。
試算によれば南海トラフ大地震では30万人以上が亡くなり400万人が避難生活を送るという想像を絶する大災害です。
現役の時ならまだしも、アーリリタイア後にそのような事態になれば、持ちこたえられるでしょうか?
今からその場合に備えてシミュレーションしておくのも無駄ではありません。
過去、阪神淡路大震災や、東日本大震災では巨額の保険金や復興費をねん出するため日本が世界に持っている資産を売却するという思惑で大きく円高に振れました。
これによりインデックス投資で海外に分散投資している資産は円ベースで大きく目減りし、さらに円高による為替差損で、外需株が大きく下がって、日本株式も下落、まさにダブルパンチで資産が目減りすると思われます。
もし大災害が発生した場合の投資シミュレーション
ただしその円高はそういう思惑により演出されるだけで過去例をみると1年以内に解消されています。
そして円が高くなるということは相対的に対外資産は買いやすくなっているはずです。ということは何をすればよいかというと、大きく目減りした株式クラスの資産を現金クラスの資産を使ってリバランスし、ポートフォリオに戻してやればいいということになります。
そして来るべき相場の回復を待ちます。
そのためにもたとえ今のパフォーマンスが落ちても、ある程度はポートフォリオに現金を残しておくということは必要かと思います。
また地震ですから、自分自身が罹災する可能性もあります。
自分自身が罹災し、自宅を持っていれば自宅が全壊や半壊となった場合、不動産クラスの資産が大きく目減りします。
これをまたリバランスするためには現金か、リスク資産の売却が必要ですので、自宅を含む不動産クラスの資産は現金や、他のリスク資産の売却で埋め合わせが出来ないほどの額は持ってはいけない事になります。
ということで、リタイア中に大災害が起こった場合どうするか、またはそのための準備になにがひつようかの結論ですが
・目減りするリスク資産をリバランスする。
・そのためには普段から現金をある程度ポートフォリオに組み込んでおく。
・リバランス出来ないほどの負ドさんクラスの資産(自宅)は持たない。
の3点と考えています。
ただいくらシミュレーションしていても、実際にそうなると数百万、場合によっては数千万単位のリバランスにはたして踏み切れるのか、想像以上にリスク資産の被害が大きく、リタイア生活を続けられないぐらいポートフォリオが縮小しないかなど、心配を始めればきりがないですね。
コメント