アーリーリタイアとは何か?

エッセイ

アーリーリタイアとは何なのか

アーリーリタイアとは何なのか。少々哲学的な事ですが少し考えてみたいと思いました。
直感的に考えて、アーリリタイアとは会社勤めをしている人が、定年前に会社を辞めて無職の状態になればアーリリタイアと言えると思います。

では自営業者はどうでしょう?自営業者は定年が無いため、廃業して無職なればただのリタイアです。じゃあ、自営業者はアーリリタイア出来ないのか?

いや、一般的にサラリーマンが定年退職をする年齢になる前に廃業すれば、アーリリタイアと言えるでしょう。という事は今現在60歳手前で会社勤めを辞めたり、自営業を廃業すればアーリリタイアとと言えるかなと思います。

となると、昔は定年が55歳だったため、時代とともにアーリリタイアとと呼べる年齢はどんどん上がっているのでしょう。

一億総活躍社会で定年という概念が無くなれば、寿命が尽きる前に辞めた場合すべてアーリリタイアになってしまいます。

人生の終わり=アーリリタイアです。

もうこれではアーリリタイアとは言えず、ただのリタイアです。
定年を基準にアーリリタイアの定義を決める場合、定年という概念が無くなればアーリリタイアとはという言葉もなくなるでしょう。

では別の基準から。

リタイアというのは経済的に独立していて、自分でも働いていない状態という定義だとします。そしてそれが世間一般からみて若いうちに成し遂げられれば、アーリーの名を冠して、アーリーリタイアと呼ぶと。

そうすると、親やら遺産相続したドラ息子は生まれながらにリタイア者で世間一般からみて若いので、生まれながらのアーリリタイア達成者という事になります。

何かおかしい。

ここまで書いておいて何なのですがリタイアというからには一度も仕事をした事が無ければ、リタイアのしようが無いのですから、1度でも仕事をした事がある事がリタイアできる最低条件ですね。

何らかの経済的独立を勝ち得てないものが、死ぬまでの経済的独立の目安が立っている状態がアーリーリタイアなのか?

誰もが働き方を選べるのが本当はいい

ふと、こんな事を思ったのは、定年退職などなく、会社を辞めたいときに辞めることが出来、働きたくなったら、働く。

そいう柔軟な働き方が出来れば、そもそも、リタイアだの、アーリーリタイアだのという概念そのものが無くなるし、それこそが私の望む理想の働き方だからです。

それを邪魔しているのは間違いなく日本の労働三法でしょう。従業員を好きな時に首にできないため、雇用にも慎重になりますし、雇用が慎重であれば次の職がなかなか見つからないため、労働者も簡単に会社を辞める事が出来なくなります。労働者を守るはずの法律がいまや労働者を苦しめている皮肉な結果となっています。

ただ、私が生きているうちに労働三法が無くなり、辞めるも働くも自由な社会が来るとは到底思えず、今日も私は逃げ切りを目指して、アーリーリタイアを目標に頑張ります。

 

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