資産１億円は「ぽっち」なのか？
資産1億円ぽっちでリタイアする人の末路
「1億円程度の資産で引退すると苦境に立たされかねない」と指摘する専門家がいる。本当に安全に引退するには結局、いくらの資金が必要で、どのようなポートフォリオを組むべきなのか。
business.nikkei.com
”ぽっち”とか”末路”とかかなりあおり文句が激しくて読む気になりませんが、それでも一応資産１億円でリタイアを目指している身としては読まずにないられません。
「ぽっち」という言葉には全然足りないという意味が、込められていますので、世間一般では大金に分類される「１億円」という言葉と、それに対応して全然足りないという意味の「ぽっち」を付けることによって読者の興味をそそり、どうせ中身は「そりゃそうだよね」というような中身のない記事だから読むだけ時間の無駄だと思いつつも、ついつい中身を確認せずにいられませんでした。
なので、無駄と知りつつ中身を見てみたところ・・・・。
あまりに無茶苦茶な記事内容
まあ、記事には概ね同意なのですが、中身は当たり前のことしか書いていません。
やはり読むだけ時間の無駄かなと思いました。
この記事どおりのリタイア計画ならねそりゃ破綻もするでしょうと。
以下要約と感想です。
記事の冒頭で、１億円でアーリリタイアするときの最新版ポートふぉりをというものが紹介されていますがこれが以下のようなもので、突っ込みどころ満載。
【これが最新版 1億円でアーリーリタイアするためのポートフォリオだ】■ 3000万円 「iPath S＆P500 VIX Short Term Future ETN」（VXX）のショート
■ 6000万円 「iShares U.S. Preferred Stock ETF」（PFF）
■ 1000万円 「Ares Capital Corporation」（ARCC）
リーマンショックやチャイナショックなどの大きな経済変動があった時、暴騰することがあります。VXXを売っていると、そんな時、大きな損を出してしまいます。
これってむちゃくちゃでしょ。
こんなポートフォリオ聞いたこともないしそもそも投資先がアメリカのみ。
そういう人たちは貯金額も多いですが、消費額も多い。「気分は富裕層」なんです。おそらく900万円程度ではいずれフラストレーションが溜まるはずです。
そしてリタイア後の年収が９００万で我慢できない人がリタイアする前提とか。
生活基盤に無駄が多い人でかつ一つの市場への集中投資、過剰なリスクテイクとリタイアを目指す人がやっちゃいけない事のオンパレードで話になりません。
せめて、じっくり綿密な計画を練った上でそれでも１億円では危ないっていう話なら少しは役に立つのですが。
VXXについて少し知れた事のみが有用な記事でした。
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