楽するためにはどんな苦労もする

エッセイ

インデックス投資でアーリリタイアはできない

いきなり弊ブログ名の「パッシブ投資でアーリリタイアを」というブログのタイトルを否定するようなことを書いていますが、インデックス投資でアーリリタイアをすることはできません。

考えないでもすぐにわかることですが、程よく分散されたインデックス投資は期待リターンが、2~4,5%程度であり、それ以上を目指すなら、アメリカ株集中投資や、新興国集中投資など、それ自体がインデックス投資というには微妙なものとなってしまいます。

そしてそうやって一国やセクターに集中投資してもインデックス投資では期待リターンが10%を超えてくることはなく、せいぜい6~7%といったところではないでしょうか?

15年前の私の投資戦略

15年前に私が立てた貯蓄&投資計画がまだ残っていましたので、恥ずかしながらちょっと披露します。

当時私は30才、結婚したてで結婚費用がかさんだため、家の総資産は1000万円ほどでした。

30歳子供なし夫婦の貯蓄額としてはまぁまぁかなと思っていた覚えがあります。

アーリリタイアを願望はまだそんなに強くはありませんでしたが、頑張って金をためて、できるならアーリリタイアしたいなとぼんやりとは思っていました。

そこで、どれぐらいの貯金をすればそれが鹿野になるのかの計画を立てました。

結婚した当初からずっと共働きで行く予定でしたので、月々の貯蓄目標を一人当たり5万円として10万円、ボーナス支給月はそれに加えて一人当たり10万円×2回×2人分の40万円、合わせて年間200万円つづ貯金する計画を立ててみました。

一般的に月10万円、ボーナス時20万円の貯蓄計画といえばかなり多いほうでかつ当時の私と妻の出せるぎりぎりの額だと思います。

しかしながら投資全くしなかった場合、この計画で30年後の60歳定年時にたまる金額は7000万円にしかなりません。

これでは予定通り年金をもらえたら少しリッチな老後ですが、アーリリタイアには程遠いという事がわかりました。

ここで現金の1000万円はそのままに、積み立て分をすべてインデックス投資の積立金として少し多めに年間2.5%で回せたとしました。

その場合は、60歳でちょうど一億円(1億飛んで千円)、しかし50歳では6236万円とアーリリタイアするには心もとない金額です。

そんなシミュレーションをちょっとしてみて、インデックス投資ではアーリリタイアすることは無理と、当時の私は結論付けてそっとエクセルを閉じたのでした。

(ただし、インデックス投資はぼちぼち始めていました。)

15年後の現在の私の計画

そして15年後の現在は、インデックス投資でもアーリリタイアするすることは可能と思っています。

その方法は身も蓋もなく、入金投資法、すなわち投資元本を増やすことです。30歳当時は月々10万円、ボーナス時20万円のつみたてがかなり厳しいと感じていましたが、現在、月々の生活費を除いた入金は月50万、そのうちの30万円をインデックス投資に回しています。

それができるのは、橘氏が最近出した、「専業主婦は2億円損をする」の本にもあるように、妻にも働いてい貰い、私と妻の2馬力で収入を得て、かつその収入を最大化することにも力を注いだ事に尽きます。

妻に働いてもらうためには、平等に家事分担、掃除、洗濯、炊事、すべてを夫と妻の両方がやる覚悟で臨んでいます。

収入の最大化は2人とも社内でキャリアアップできるチャンスがあれば積極的に取りに行って収入をアップさせてきました。

まさしく、楽するためにはどんな苦労するの心構えです。

投資に特別なスキルがあればよかったのですが残念ながらそれはなさそうなので、投資元本の最大化に力を入れています。

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