6ヵ月定期は年利100%越え?

サラリーマンの方はほとんどの会社で交通費が支給されていると思います。

その交通費の支給は月ごとの支給でしょうか?

私が働いている会社は、IT系の受託ソフト制作会社で客先常駐案件が多く、常駐先も月単位で変わるため、交通費は月単位で支給です。

常駐先がギリギリまで決まらないことも多く、部下には「定期券はこちらが買っていいというまで買うな。」と常日頃から言っていたのですが、最近までこれが間違いだということに気が付きませんでした。

 

6ヵ月定期は割引率が非常に高い

通勤6ヵ月定期は非常に割引率が高いということは皆さんご存知だと思います。

例えば、東京←→横浜間の通勤定期は以下のような値段です。

  • 1ヶ月
    13,900円
  • 3ヶ月
    39,610円
    ※1ヶ月より 2090円お得
  • 6ヶ月
    66,700円
    ※1ヶ月より 16700円お得

会社から1か月ごとに通勤手当が出る場合は、通常13,900円で1ヵ月定期を買うところを、52,800円多く支払って66,700円で6ヵ月定期を買えば、半年後には合計83,400円になって帰ってくるわけです。

つまり元本52,800円が半年で合計834,00円になりますので、単純化のため単利で計算すると、(本当は1ヵ月ごとに元本+利息が返ってきますので複利で計算するべき)

(83400/52800-1)×(365/182.5)=1.159=115%

なんと、52,800円を驚異の年率115%で運用したのと同じというわけです。

これは6ヵ月定期を買うしかありません。

 

6ヵ月定期を買って途中で異動命令が出たら?

さて、ここで当初の話に戻るわけですが、「ぎりぎりまで勤務先が決まらないため、先に定期は買うな。だから会社は1ヵ月単位で通勤手当を出してるんだ。」と馬鹿な上司(私です)に言われたらどうするか?

この場合も迷わず6ヵ月定期を買いましょう。

なぜなら、定期券の払い戻しは、以下のようなロジックで計算されるため、使用した月数分の定期を買って通勤したケースとあまり変わらない料金となるからです。(JRの例。他の鉄道会社も同じような計算方法です。)

払戻額=定期券発売額-使用済月数分の定期運賃-手数料220円

 

東京←→横浜間、6ヵ月定期をNヵ月使用して払い戻した場合の払戻金を例にとってみます。

  • 1ヵ月使用
    払戻金52,800円
    ※66,700円-52,800円=13,900円
    (1ヵ月定期と同じ)
  • 2ヵ月使用
    払戻金38,600円
    ※66,700円-38,600円=28,100円
    (1ヵ月定期×2=27,800円より、300円マイナス)
  • 3ヵ月使用
    払戻金26,870円
    ※66,700円-26,870円=38,830円
    (1ヵ月定期×3=41700円より2870円プラス
  • 4ヵ月使用
    払戻金12,970円
    ※66,700円-12,970円=53,730円
    (1ヵ月定期×4=55,600円より1870円プラス)
  • 5ヵ月使用
    払戻金0円
    ※66,700円-0円=66,700円
    1ヵ月定期×5=69,500円より2800円プラス

損になるのは、6ヵ月定期を買って2か月後に勤務地変更されて勤務場所が変わったときのみで、その時は若干のマイナス(手数料分ぐらい)になりますが、その他は特に途中で払い戻しをしても損にはなりません。

ちなみに定期券の払い戻し金の計算は以下のサイトで出来ますので、ご自分の通勤経路で試してみてください

定期乗車券の払い戻し額の計算
指定した電車の定期券の払いもどし額を計算します。

 

遠距離通勤になるほど定期代が高くなり投資元本を増やせることになるので、遠距離通勤をしている人でかつ定期代の支給が1か月単位の人は迷わず6ヵ月定期をを買いましょう。

法的な問題

さて、ここで確かめておくと、交通費として会社が実費を支給するとしている場合、そのお金は、必要経費ということになり、賃金ではありません。

したがって1ヵ月毎に定期代が支給されているところを6ヵ月定期を買って安く済ませるということは、厳密には不当利得にあたるため、ばれた場合は会社から返還請求されるかもしれません。

出張族のクオカードと同じく、あまり大っぴらにやらない方がいいでしょう。

※また交通費の支給には定期代の領収書がいる会社であれば当然この手は使えません。

 

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