本当に必要なことは学校で教えてくれない
年金や社会保障の仕組みや、クレジットカードの使い方、労働三法を学校で教えろだとかいう論調をネット界隈でよく見かけますが、そもそも日本の学校が従順な労働者養成所となっていますので、そのような教育はあまり期待できません。
また、それを教える教師がその辺をよくわかってないのでそもそも無理なのです。
あ、でも、労働三権のうちストライキ権だけは身をもって教えてもらいました。
あれは確か中学時代の頃でしたので、かれこれ三十ン年前、
中学校の授業中に、当然先生が、授業を中止し、
「ハイ、先生たちはこれからストに入るので授業をやりません。皆さんは自習です。」
と言って授業を放棄したのです。
当時、なにも考えていないガキでしたので、大喜びしたのを覚えています。
そのあとの記憶があいまいなのでどう収束したかはよく覚えてないのですが、子供心に労働者の団体行動権というものがどういうものか実地で教わりました。
(公務員のスト権が認められてないのを知るのはそのかなり後。)
今なら大問題で決してできないでしょうが、昭和の終わりごろはまだ大らかだったのです。
話がそれましたが、その体験以外は、学校で金融の仕組みや、生活していく上で必要な市社会保障や年金の仕組み、労働者の権利など、教えてもらった記憶はありません。
(カリキュラムに無いので当然ですが。)
それらの知識を、自分自身どうやって身に着けたか覚えてないし、下手をすると今でも知ってないとやばい知識があって、実は損していることなどがあるのではないかと心配になります。
いや、確実にあるのでしょう。
さすがにアーリーリタイアを目指したり、投資を始めるにあたって、そこら辺の知識を勉強しましたので、一般の人たちより少しは知っているつもりです。
けれども、もしリタイアや投資に興味を持たなかったりすればその辺の知識が身につかず、損な人生を送る羽目になったかもしれません。
私自身、もっと早くから身に着けておけば人生変わったかもとの思いがあります。
せめて身内には知る機会を与えてあげたい
私には子供がいませんが、もし子供がいたら早くから世の中の仕組みを教えてあげたいと思っていました。
そんな中、私の義理の弟の子、姪ですが、今年の春から小学生となります。
通常の入学祝は妻の方が選んだ、入学式に着る用の服をプレゼントすることにしたので、私の方からちょい足しとして以下の本プレゼントする事にしました。
「新装版 レモンをお金にかえる法」と「レモンをお金にかえる法 続 (“インフレ→不況→景気回復”の巻)」です。
子供向けに、レモネードを売るという行為から、経済の仕組みについてわかりやすく記載された本で、平易な言葉でシンプルに経済のことが説明されています。
その続編に至っては、インフレから、不況、経済回復まで解説されていて、本屋で手に取ってみましたが、大人が読んでも面白いです。
2冊目は少し就学前の子供には難しいかなという印象を受けましたが、私が子供の頃も、少し高めの対象年齢の本のほうがおもしろかったので、セットにすることにしました。
子供の事なので、興味が持てなければ全くの無駄になるかもしれませんが、小さいころからいろいろな分野の本を読んでおいて損はないと思いますので、おせっかいながらお祝いのメッセージとともに、発送しました。
これがきっかけでカリスマトレーダになるかも。
知らんけど。
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