父が亡くなり、悲しんでいる間も、いろいろな諸手続きを行う必要があったので、備忘録的に記載します。
葬儀屋へ連絡、葬儀の準備
突然の逝去だったため葬儀屋等決めていませんでした。
母が、祖母が亡くなった時にお願いした葬儀屋の名前を覚えていて、そこに任せても特に不満はなかったとのことで、病院の公衆電話においてあるタウンページから、その葬儀屋を探して電話しました。
電話した際には葬儀会場の希望はあるかと聞かれたので、これも母と相談し、公営の火葬場に付属している会場を希望したところ、霊安室が空いているかどうか問い合わせてから折り返し電話するとの事。
とくに葬儀屋の自前の葬儀場を使用せず、公営会場でも予約の手続き等、葬儀屋がやってくれるようです。
折り返し連絡があり、霊安室、こちらが希望した日程での葬儀会場等、空きがあるとのことで、病院まで霊柩車を回してもらう手配をしました。
父は入院中ずっと自宅に帰りたがっていたので、遺体を自宅に置いてもらうことも考えましたが、母が、「田舎なのですぐにご近所に広まるのは避けたい。
父も生前、もし葬式を出すならひっそりと送ってもらいたいと言っていた」との事なので、病院から直接葬儀会場の霊安室に移送してもらうことになりました。
これは結果的に正解でした。
葬儀の準備でバタバタしているときに自宅に弔問の客が線香を上げさせてほしいと結構な数訪ねてきました。
そのたびに準備が中断されましたが、遺体は自宅にないとわかると、お悔やみの言葉だけで、家には上がらず、すぐに帰って行ってくれました。
これが遺体が自宅にあると一度家に入ってもらい、一通りの故人の話をしなければなりません。
これは準備に忙しい時にはかなりのロスになりますので、故人が生前自宅に帰りたがっていたことは割り切って、直接会場に移送してもらって正解でした。
ただ心情的には今でも一度家に帰してあげたかったというのはありますが。
会場へ遺体を移送後はいろいろと考える間もなく、葬儀屋と葬儀プランについて打ち合わせです。
結婚式などとは違い、本番まで日程が無いためその場での決断が迫られます。
私は悪い癖で、この期に及んで、コストパフォーマンスなど結構いろいろ考えてしまいましたが、横から弟が、「標準的なプランでお願いします」と言い、さっさと決めてしましました。
その時は、葬儀屋の値段表をみて、各オプションが割高に見えたので、もうちょっと要、不要を考えようよとおもったのですが、後々ではこれが正解となりました。
葬儀の合間は意外にすることがあり、お通夜の受付、本番の雑用など、オプションで人を雇っておいて正解でした。
また、通夜ぶるまいの食事や、精進落としの料理、粗供養品の数など、少しどころかかなり多めに見積もっておいた方が良いです。
わたしはケチケチしていて、ぎりぎりの数を見極めようとしましたが、母と、弟の反対により、かなり多めに頼みました。
それでも本番は足りないんじゃないかとハラハラしたので、多めに用意するべしという
母と弟の意見に従っていて正解でした。
葬儀費用は故人の遺産から出ることで私のお金ではないし、相続税の控除対象でもあるので、ここでケチって故人に恥をかかせるようなことがあってはいけないと思いました。
死亡診断書、死亡届
死亡診断書は、病院にて医師が臨終を確認した後すぐにもらえます。
そのまま葬儀屋にわたすと、葬儀屋が親族に代わって市役所に死亡届を出してくれるので、
認印とともに葬儀屋にあずけました。
その後死亡診断書のコピーはいたるところで必要ですので、葬儀屋が市役所に死亡届を出した後、コピーをとって、それを渡してもらえるように手配することを忘れてはいけません。
親戚、縁者への連絡
葬儀日程が決まると、つらいことですが、親類、縁者、生前故人と親しくしていた人への連絡をとる必要があります。
親類は全員に連絡するとして、故人の遺志としてひっそりと送ってほしいとの希望であったので、友人関係にどこまで伝えるかはけっこう悩みました。
しかし極親しい人だけに伝えても結局はその人からそのほかの友人にも回ってしまうので
結局参列者は多くなりました。
反省点として「故人はひっそりと送ってほしいと申してましたので」とやんわりした言い方をすると、言われた側としてはどうしていいかわからず、それなら一応参列しとこうか。と
なるようです。
自分が言われた側でもそうします。
ですので、本当にひっそりとやろうとするなら「家族葬で行いますので、参列は申し訳ございませんがご遠慮をお願いしています。」をはっきりと言うべきでした。
今回ははっきりと伝えなかったので、かなり参列者が増えました。
会場は母と弟の意見により家族葬用の会場ではなく普通の会場でしたので、人が入らないという事はなく、事なきを得ました。
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