2016年度に外貨MMF等の税制が変わる
2016年度からの税制変更に伴い外貨MMFの売却益が課税対象となります。
私は、インデックスファンドに行きつく前にアメリカ株投資に手を出しており、当時有名なスキームだった野村証券のUSMMF→シティバンクへ無料送金→海外証券会社へという手数料が最も安いパターンを利用していて、外貨MMFを結構な割合で保有していました。
リーマンショック時も、多少不安は覚えながらも、これはチャンスとばかりに外貨MMFの残高を積み上げていましたので、アベノミクス、日銀の異次元緩和による円安で結構な利益が積みあがっています。
非課税のうちに売却
この利益の出た外貨MMF、昨今の円安で利益のあるうち、かつ税金を取られる前に売却してしまおうと考え、タイミングを狙っていましたが、なかなかタイミングを見つけることができませんでした。
理由はぎりぎりまでMMFの金利を引き延ばしたかったからです。しかしながらここ数日120円を超えたため見切りをつけて売却しました。
それでもまだ資産の3割近くが外貨なので、これ以上に円安が進んでも恩恵は受けれるはずです。
売却してできた資金はリバランスのため、ポートフォリオを見直してしかるべき資産クラスのインデックスファンドを買うか、ある程度まとまった額ですので、再びドルを買って海外ETFでもよいかと思っています。
2017年07月04日追記
当時のレートは1ドル120円台程度、今現在は1ドル113円台となっており、結局その後2年以上にわたって120円台に乗る事は1度もありませんでした。
結果論になってしまいますが、このタイミングでの外貨MMFの売却はベストな選択だ立ったと思います。
父親の死去にともない父が持っていた外貨建てファンド(これは非課税ではありませんでしたが)も2015年末には利益確定の売りを行っています。
結果的にこれも年末にドル円レートが118円台近辺で売却できたのでナイストレードだったのではないかと考えています。
その後、日銀はマイナス金利政策に移行したのとは対照的に、アメリカは2017年に入ってからゼロ金利政策をを解除していますが、とくに円安傾向にはなっていません。つくづく為替レートを読むのは難しいと実感しています。
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