結婚はコスパが悪い?

エッセイ

結婚しないための言い訳に使われるコスパという言葉

少し前ですが、結婚はコスパが悪いと話題になっています。しかしこれはいまだに男は外に出て仕事で稼ぎ、女は家庭を守る的な昔の思想を引っ張っているからで、その考えならばそれはそうだろうと思います。

十数年前の本ですが、ゴミ投資家シリーズの「ゴミ投資家のための人生設計入門[借金編]」の”4.日本に住んでいればだれでも億万長者になれる”の章にこうあります。

「一世帯当たりの労働人数を増やせば世帯当たりの所得はあっという間に増える。
一家で5人ぐらい働けば、世帯収入は2000万から3000万、生活コストはそれに比例して増えるわけではないので、数年で誰でも億万長者。」

この内容を読んで、あたりまえだけど誰もが実践できるわけではないよね。と思ったものです。

実は多億万長者への道は結婚にある

そしてその数年後、私は結婚をしました。

その時に選んだというか選ばれたというかわかりませんが、妻は私と同じぐらいの収入でした。

お金に対する考え方は私とは少し違ったのですが、もともと合理的な考え方をする女性でしたので、すぐに私が投資していることや、お金に対するに納得してもらうことができました。

それからは我が家は2人の手取り収入のうち1人分は最初からない物としてすべて投資に回しています。

またもうひとり分の収入の方も、すべて生活費ではなく、世間一般の夫だけが働くモデルではその収入だけで生活し、ある程度貯蓄しているはずですから、そこからさらに貯蓄分をねん出する予算を立てて貯蓄を実践してきました。

本のとおり稼ぎ手を増やすことが億万長者の一番の早道

これを続けること十余年、本に書いてあったことは机上の空論(作者の橘さんは空論とは思っていなかったかもしれませんが)ではないなということを実感しています。

家族は2人しかいないので数年で億万長者は無理でしたが、誰でもというところはまちがっていません。このままいけばよほどのことが無い限りあと数年でいけるでしょう。

いや、退職金も2人分ですから、それも入れればすでに達成してるともいえます。

結婚はコスパが悪いという人は、なぜ嫁さんが働かない前提なのか。

コスパだけで結婚を語るなら、結婚など、世帯収入を増やし、コストパフォーマンスを上げる絶好の機会です。

更にコスパを上げるなら、働いている両親の同居も考慮に入れるべきです。私の場合は実家が離れており、選択肢に入りませんが、親が働いている若いうちに結婚を決めて、共働きし、更には両親と同居すれば完璧です。

私に言わせれば結婚は最高にコスパがいいです。

コメント

  1. はじめまして。
    結婚は最高にコスパがいい、とのことですが、
    前提条件を見させて頂くと、
    ・私と同じぐらいの収入の嫁さんと結婚することができた。
    ・合理的な考え方をする女性だった。
    ・家族は2人
    ・退職金も2人分でる。
    というものです。
    この前提条件が過半数なのか?と考えると疑問に思うんですが如何でしょうか?
    私が感じたのは、『投資に最良の条件であれば、結婚は最高にコスパがいい。』

  2. >
    > この前提条件が過半数なのか?と考えると疑問に思うんですが如何でしょうか?
    >
    > 私が感じたのは、『投資に最良の条件であれば、結婚は最高にコスパがいい。』
    そうですね。
    近年の好きで一緒にいたいから結婚するという結婚観と、
    コストパフォーマンスなんていう言葉は相容れないわけで、
    コスパで結婚を語るのであれば、結婚相手を選ぶ条件としては好きかどうかは二の次で、
    昔の政略結婚や、お見合い結婚のように家柄やコスパを最大化する条件で選べばいいじゃいか
    と思った次第です。
    もちろん結婚生活を維持するのに相手を好きかどうかは重要だとは思いますが。
    元記事は読者の興味を引くために「結婚はコスパが悪い」というような
    タイトルになっていますが、結婚したら片方は専業主婦(夫)になるという考え方が
    最近に買って特に増加したという話も聞かないので、コスパが悪いかどうかは相手次第だし、
    そのコスパの悪い相手も最近になって増えてるわけじゃないよね。と思っています。

  3. >結婚したら片方は専業主婦(夫)になるという考え方が
    この考え方に限定するのはどうかと思いますね。
    最近は共働きが多いですもんねぇ。
    好きでもない人と結婚をするというのは現実的ではないので、
    コスパは結婚してみないと分からない、ところはありますよね。
    だから離婚が増えているんでしょうか。
    話が脱線しますが、私は専業主婦(夫)の賛成派でして、
    少子化を考えると共働きはマイナス面が大きいです。
    今からだと、強引な少子化対策が必要不可欠だと考えています。

  4. > 話が脱線しますが、私は専業主婦(夫)の賛成派でして、
    > 少子化を考えると共働きはマイナス面が大きいです。
    > 今からだと、強引な少子化対策が必要不可欠だと考えています。
    わたしは夫婦のどちらかが専業主婦(夫)ですと稼ぎ手が失職したり病気になって
    働けなくなったりした場合に家計が破たんしてしまいますのでやはり共働き派です。
    ただ日本ではなぜか共働きや子育て支援っていうと女性の働き方を変えて、女性の社会進出支援
    みたいな視点になっていますが、それが労働強化につながる問題で、
    むしろ男の働き方をもっとゆるくして、時短勤務や育児休業があたりまえな方向に持っていかないと
    だめなのではないかと思います。

  5. >わたしは夫婦のどちらかが専業主婦(夫)ですと稼ぎ手が失職したり病気になって
    >働けなくなったりした場合に家計が破たんしてしまいますのでやはり共働き派です。
    ここが最大の問題点だと思っています。
    私としては、
    ・子供手当1人5万円
    ・独身税の導入
    を提唱しています。
    子供がいる方がお得な社会にしたいんですよね。
    >労働強化につながる問題
    これも問題ですね!
    子供を育てることは、
    それ自体が重労働なことなので、
    労働強化なんてもってのほかです!
    ブログ記事とは関係ない話をしてしまい申し訳ありません。

  6. 奥さんが働くのと働かないのでは経済的に大きな違いがありますね。
    うちはシングルインカムなのでどうしても歩みは遅くなるしかありません><