投資の種銭とサラリーマンの出世とコストパフォーマンス

アーリリタイア

出世はコスパが悪いのか?

「出世はコストパフォーマンスが悪い」

(だから私は出世にはこだわらずほどほどにやる)

というのは、最近よく語られる言葉です。

“出世” ”コストパフォーマンス” で検索すれば結構そういう言説が出てきます。

曰く、

「出世してももらえる給料にあまり差がない」

「必死に働かねばならず、注ぎ込んだ時間に見合わない」

などなど。

しかし、インデックス投資に限らず、投資でアーリーリタイアを目指すなら、逆に積極的に出世を目指すべきだと思っています。

 

なぜなら、投資は種銭の大きさが勝敗に大きくかかわってくるからです。

少しでも勝率を上げるために努力を惜しんではいけません。

 

そしてサラリーマンであれば、種銭は自分のサラリーから出すしかありません

 

その種銭稼ぎのために出世を目指すというのはそう悪い選択肢でないと思います。

 

種銭が少ないうちは、投資で1万円稼いで種銭に組み込むよりより、給料から1万円多く種銭に組み込むほうがはるかに楽です。

 

 

上司がどれぐらい貰っているか実は知らないのでは?

ぶっちゃけ、上司がどれぐらい持っているかストレートに聞いてみたことはあるでしょうか?

 

よく上司が部下に、

「管理職なんてなるもんじゃねぇよ。責任は重くなるし、残業代は出ないしさ。」

なんて言っているのを聞いたことがあるのではないでしょうか?

彼のその言葉をうのみにしてはいけません。実際は結構貰ってます

上司が部下に「管理職なんてなるもんじゃねぇ。」と言ってしまう心理は、

俺はそれなりの給料を貰ってるし、仕事は楽になった。

なんて言うと、部下に

「あいつそんなに貰ってんだったらもっと働けよ」

を言われるので、そう言ってごまかしているにすぎません。

 

 

実は出世するほど仕事は楽になる

実際、出世したほうが仕事自体は楽になります。

例えば自分担当の仕事に行き詰ったとしましょう。

一番下っ端ならどうしようもないですが、人事権を持っていれば、適任な部下を使って仕事を回していけばよいのです。

更に顧客との交渉事。

それなりの役職者が出ていけば舐められずスムーズにいくことも多いです。

そしてそれは地位が上がれば上がるほど加速していきますので、出世できるならしなきゃ損です

目の前にそのチャンスがぶら下がってるなら、特に、「次の昇進試験を受けてみないか?」と上司に声をかけられた場合にははっきり言って受けるべきです。

 

日本の法律を守ってる会社であれば、一旦昇進した者を無能だからと言って首を切ることはできません。

 

昇進してダメだったらダメで、無能のレッテルを張られながら一般社員より高い給料をもらって会社にしがみついていればいいのです。

 

そんな人周りにいっぱいますよね?

ピーターの法則 - Wikipedia

この作戦の弱点

この作戦の弱点は、あんまりやりすぎると、自分を会社に最適化させ過ぎて、給料が惜しくなって会社を辞め辛くなることです。

アーリーリタイア志願者にとって好ましいことではありません。

 

私も辞める辞める詐欺とといわれつついまだに会社にいます。

 

あと、ほんとのブラック企業に勤めている人はこの限りではありません。

取り返しがつかなくなる前に辞めましょう。

 

 

 

コメント

  1. はじめまして。
    たにだと申します。

    極端な節約ブログが多い中で、おっしゃられることに同意します。
    出世による年収増(1000万超えた辺り)は投資収益などより遥かに安定性があります。
    同時に40代から50代前半は若い頃に苦労した分の刈り取り期でもあるので、早計に辞めるのはもったいない。
    (1年仕事を続ければその期間のコストと将来のリタイア資金が捻出される)

    この辺りはやはり自分を会社に最適化させ過ぎているのかもしれませんね。

    • コメントありがとうございます。
      私も節約はしているので節約を否定するわけではありませんが、できるのであれば出世はしたほうがいいというスタンスです。
      一年仕事をすれば一年分のリタイア資金が捻出される点は私も同じことを考えていました。
      ただし、健康寿命との関係もありますので、辞めるタイミングについてはある程度の見極めは必要だと思っています。